外国語学研究科FOREIGN LANGUAGES

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2016年度までの研究科です。

グローバル化、高度情報化の時代 地球を舞台にした国際人の素養

外国語学研究科入学者受入方針(概要)

現代は新しい知識・情報・技術が政治・経済・文化をはじめとする社会のあらゆる領域での活動の基盤として重要性を増しているいわゆる「知識基盤社会(knowledge-based society)」であり、その意味からも大学院教育の重要性が益々高まっています。
外国語学研究科はこのような社会的要請を受け、本学建学の精神である「生気あふれる開拓者精神」を基調とし、国際化が加速する現代社会に適応できる幅広い教養をもち、社会で活躍できる高度な言語運用能力と専門知識を有する人材の育成をその教育理念とし、以下の3点をその主たる教育目標としています。

  • 教育、行政、一般企業における高度専門職業人の育成
  • 現職専門職業人の再教育
  • 生涯教育

本研究科の英語学専攻とロシア語学専攻では上記の教育目標を達成すべく学部教育で行われている専門語学、文学、言語教育、地域・文化研究を更に高度化した語学、文学、言語コミュニケーション、文化・思想などを対象とする研究教育を行っています。
従って、本研究科はこの諸領域における基礎的知識を有し、 知的探求を誠実に行うことが期待でき、大学院で研究を深めた専門知識や専門語学の運用能力を活かし、専門職業人として国際社会や地域社会のニーズに応え社会貢献しようとする意欲に富んだ人材を求めています。

外国語学研究科の概要

高度情報社会と国際化に対応する高い言語能力をもつ専門職業人を育成します

学部の教育内容を高度化するために、大学院外国語学研究科(修士課程)を開設

本学の地域共創学群英語専攻・ロシア語専攻の前身である外国語学部は国際化が進む社会の要請に応えるべく、言語運用能力と語学や文学を含めた専門的教養を身につけた人材の育成を目的として昭和42年の本学の開学と同時に設置され、長年にわたり北海道を中心として企業、公務員、また、中・高等学校の外国語教育に多くの人材を輩出し、更には本道とロシアの文化・経済・学術交流の架け橋として教育・行政の両面で貢献してきました。 本学大学院外国語学研究科は学部における専門的教養の基礎の上に、広い視野に立って精深な学識を修め、一般企業、公務員、教員等の各分野で活躍できる高度専門職業人の育成を目的として開設されました。

現職教員の再教育を推進教育に携わる者に高度な学問的知識と技能の修得

本学の卒業生の中には中・高等学校や語学学校の教員として教育に携わる者も多く、また、多数の卒業生が地方公共団体の職員としてロシアとの産業・文化交流に携わり、一般企業においても語学力を生かして活躍しています。そうした本学出身の教員の中には、専修免許取得をめざし大学院への進学を希望する者も多く、外国語学研究科では、現職教員の資質の向上という側面から理論と応用研究能力を高め、教育実践の場における教育研究の推進者となる能力を養うことを大きな目的としています。

教育内容の特色

理論と実践の統合をはかり社会のニーズに応え社会貢献できる能力を養成します

  • 社会人の再教育としての「高度専門職業人」の育成

    外国語学研究科は、中・高等学校や語学学校の現職教員、また、公的機関で国際交流に携わる職員や企業などで国際貿易実務に携わる者などを含めた専門職業人の再教育をその使命としています。この目標達成に向け本研究科では、幅広い専門性を身につけ、高度なコミュニケーション能力を養うことができるような科目を配置しています。

  • 社会人に対するリフレッシュ教育・生涯学習

    本研究科の主眼は高度専門職業人を育成することにありますが、社会人のリフレッシュ教育や、直接職業とは関わらない教養を目的とした生涯学習にも充分応えられるような科目を配置し、「開かれた大学院」として地域社会への貢献を推進しています。

  • 社会人特別選抜制度

    英語学専攻では、社会人の入学準備段階での負担を軽減するために、現職の英語教員、英検などの資格所有者には、筆記試験(専門科目)を免除する特例を設けています。

  • 外国人留学生に対する教育

    外国人留学生についても、その受け入れに配慮しています。

  • 他研究科との相互交流

    本大学院は法学、経営学、外国語学の各研究科に続いて、平成13(2001)年4月に開設した経済学、文化学の研究科を加え5研究科を有しています。本大学院の院生は他研究科の科目履修が可能であり、自己の研究に更にふくらみをもたせ、真に自由な学修・研究をすることができます。

  • 科目等履修生に対する教育

    特定専門科目の履修を可能にする科目等履修生制度を設け、大学院に入学できない在職中の社会人に対して、リフレッシュ教育・生涯教育を行っています。

より高度な専門教育を志望する学部卒業生に対する教育

本研究科は学部教育を基礎としてより高度な専門教育を追求し、その専門性を生かし幅広く社会で活躍できる理論的知識の修得と、応用研究能力を養うことができるよう科目を配置しています。最近では、教員の専修免許制度に反映されるように専門職業人に関しては、学部の4年間で完結するのではなく、学部4年に加えて大学院修士課程の2年を通した6年の一貫教育の必要性も指摘されています。こうした社会的要請に応えて、本研究科においても学部4年制に連続する2年制の後期高等教育の整備をしていきます。

研究科目の特色

英語学専攻の教育課程は、英語学分野と英米文学分野を柱として、文化的背景も学ぶことができるように編成してあり、高い言語運用能力を有する専門職業人の育成という目的を達成できるよう配慮し、構成されています。このカリキュラムは学部教育・研究の内容を一層発展させ、院生個々の学修・研究に資することができるように考えています。また、ネイティブによる英語でおこなう授業も配置し、海外における大学院のクラスと同じレベルでトレーニングができるよう配慮しています。

ロシア語学専攻の教育課程は、ロシア語学分野、ロシア文学分野を柱として高い言語運用能力を有する専門職業人の育成という目的を達成できるよう配慮し、構成されています。ロシア語が初習言語であることから、学部教育の基礎の上にさらに一段と高い言語運用能力を磨くことを大きな目標としています。その成果をもとに院生個々の学修、研究を指導できるようにカリキュラムを編成しています。また、ネイティブによるロシア語で行う授業も配置し、実際の場で活用できる言語の修得をめざしています。

語学と文学の2分野を中心に文化・思想・国際関係を学べるカリキュラム
文化的背景を重視した高い言語運用能力の開発をめざします

教員免許状の種類

教育課程

  • シラバス
  • シラバス

社会人のためのリフレッシュ教育

外国語学研究科は、「大学院設置基準」第14条に定める「教育方法の特例」によって、職業に従事する社会人が、大学院において学修・研究することができるように配慮しています(昼夜開講制による授業の実施)。これにより、高等教育に対する社会人への門戸を広く開放してその機会を増やしつつ、社会人再教育システムの一層の充実をはかっています。

リフレッシュ教育、地域産業の振興や国際交流の推進に寄与する社会に開かれた大学としての
社会人再教育システム

勤務したまま受けられる大学院教育

一般企業に勤務する人、地方自治体職員および教育職員などが勤務を継続しながら大学院で専門教育を受けることができます。このことは、専門職に従事する職業人のさらに高度な知識や技能の修得、専修免許取得教員の育成など多様な専門家集団の輩出をめざすことでもあります。

また、外国語を担当する現職教員の再教育や、在職しながら専修免許を取得できる機会を設けることによってその専門性をより高め、外国語教育の質的向上をはかるとともに教育実践上の具体的要請に応えていきます。
また、一般の大学院生にとっても、現職として活躍する社会人大学院生の職務体験に直接ふれることができるこうした機会は、研究上の問題意識をより明確にしてくれます。

本学研究科の社会人再教育システムは、本学を一層「社会に開かれた大学」にし、北海道における社会人リフレッシュ教育の充実をはかり、北海道の産業振興や国際文化交流にも貢献することをめざしています。

授業時間と研究指導

外国語学研究科では「昼夜開講制」を採用しています。開講時間は、基本的に5講時(16時20分〜17時50分)、
6講時(18時〜19時30分)および7講時(19時40分〜21時10分)としますが、社会人学生の履修に配慮して
6〜7講時を優先させます。また、土曜日は1講時から6講時まで開講します。

大学院修士課程の研究水準を維持するため、社会人学生に対してもきめ細かく研究指導を行います。1年次においては、修士論文作成の前段階としてリサーチ・ペーパーを作成し、これを修士論文作成への導入指導としています。2年次には、特殊演習を履修し、リサーチ・ペーパーの成果を踏まえて、2年次4月に修士論文のテーマを指導教授の指導を受けながら決定し、最終提出は1月末頃となります。主査1人、副査2人による修士論文審査委員会が修士論文提出者に対する面接試問を含めて論文審査を行います。

アドミッション・ポリシー

外国語学研究科では、大学院教育を受けることのできる学力と意欲のある者を以下の基本方針に基づき積極的に受け入れる。

  • 「教育、行政、一般企業における高度専門職業人の育成」という本研究科の教育目標に鑑みて、語学、文学、言語コミュニケーション、文化・思想の領域の基礎的知識を有し、知的探求を誠実に行うことが期待でき、大学院で研究を深めた専門知識や専門語学の運用能力を活かし、専門職業人として国際社会や地域社会のニーズに応え社会貢献しようとする意欲に富んだ者を受け入れる。
  • 「現職専門職業人の再教育」と「生涯教育」という本研究科の教育目標に鑑みて、社会人の入学を積極的に進める。

ディプロマ・ポリシー

国際化が加速する現代社会に適応できる幅広い教養をもち、社会で活躍できる高度な言語運用能力と専門知識を身につけ、次の用件を満たした者に学位を授与する。

  • 本学修士課程に2年以上在籍し、所定の授業科目の中から32単位以上を修得すること。
  • 必要な研究指導を受けること。
  • 修士論文を提出し、その審査及び最終試験に合格すること。

カリキュラム・ポリシー

学位授与の方針を踏まえ、英語学専攻は英語学分野と英米文学分野、ロシア語学専攻はロシア語学分野とロシア文学分野を柱とし、文化的背景も学びながら高い言語運用能力を身につけることができるよう教育課程を編成する。
なお、単位認定にあたっては成績評価基準に基づき厳格な評価を行う。

  • 学部教育・研究の内容を一層発展させ、院生個々の学修・研究に資することができるように考える。
  • ネイティブ教員が英語/ロシア語でおこなう授業も配置し、海外における大学院のクラスと同じレベルでトレーニングができるよう配慮する。