1.プログラムの趣旨
大学入学から5年間(大学4年・修士課程1年)で学士号および修士号を取得できるのが、「大学・大学院修士課程5年一貫教育プログラム」(以下、プログラム)です。履修者は大学4年次から大学院科目を履修し、翌年修士課程へ進学後、1年間で修士号を取得することができます。研究者を目指す優秀な学生が、大学教育と大学院教育を融合させた教育プログラムにより、専門知識を短期間で修得するとともに早期のキャリア形成に繋げることを目的とします。
またこのプログラムは秋学期入学を含む3年次転入の外国人留学生についても適用可能です。
2.プログラムの概要
- プログラムの履修を希望する学生は大学3年次の12月に出願し、1月に選抜試験を受験して合格する(秋入学留学生は大学3年次の6月に出願し、7月に選抜試験を受験して合格する)ことで「プログラム履修資格者」(以下、履修資格者という)となります。
- 履修資格者は、大学4年次に大学の授業と大学院の授業を並行履修します。
- 履修資格者は、大学4年次の9月または2月の大学院入学試験を受験し、合格する必要があります。(秋入学留学生は大学4年次の6月の大学院秋入学試験を受験し、合格する必要があります)
- 履修資格者は、大学4年次に卒業論文を含む卒業要件を満たし、学士号を取得します。
3.プログラム履修資格者の出願要件と選抜試験
- 選抜試験は大学3年次の1月(秋入学留学生は3年次の7月)に実施します。
- 出願要件は大学3年次の通算GPA3.0以上とします。(転入留学生は大学3年次春学期のGPA3.0以上。また秋入学転入留学生は3年次秋学期のGPA3.0以上)
- 出願時に、大学4年次から履修を希望する修士課程の特別演習担当教員の承諾を得る必要があります。
- 選抜試験は、出願書類審査と口述試験により実施します。
4.プログラムのスケジュール
4月入学生 |
秋学期入学生 |
|
3年次 12月 |
3年次 6月 |
プログラム履修資格者選抜試験出願 |
3年次 1月 |
3年次 7月 |
上記 試験受験 |
4年次 4月 |
4年次 10月 |
プログラム履修開始 |
4年次 9月or2月 |
4年次 6月 |
修士課程入学試験受験 ※秋入学留学生は修士課程秋学期入学試験受験 |
修士1年次 4月 |
修士1年次 9月 |
修士課程入学 |
修士1年次 10月 |
修士1年次 4月 |
修士論文中間発表 |
修士1年次 1月〜 |
修士1年次 7月 |
修士論文提出〜審査 |
5.プログラム履修と論文作成等について
- 履修資格者は、大学の授業と大学院の授業(特別演習を含む)を並行して履修します。
- 履修資格者は、修士論文の研究指導を受けるために、大学4年次に大学院科目から16単位以上を修得する必要があります。
- 履修資格者が大学4年次に修得できる大学院科目の上限は24単位です。
- 履修資格者は、大学4年次に行う卒業論文発表会をもって修士論文構想発表会とします。なお、卒業論文発表会は各専攻(またはゼミ担当教員)によって実施方法が異なることがあります。詳細は各専攻長(またはゼミ担当教員)に問い合わせてください。
- 履修資格者は、修士課程1年次の10月に(秋入学留学生は修士課程1年次の4月)修士論文中間発表を行い、翌年1月に(秋入学留学生は修士課程1年次の7月)修士論文を提出します。
6.プログラム履修資格者の留意点
- 大学3年次に受験するプログラム履修資格者選抜試験に合格したとしても、その時点で大学院への入学が決まるものではありません。大学院に入学するためには、4年次に大学院入学試験を受験し、合格する必要があります。
- 履修資格者が修士課程の1年間で修士論文を書けなかった場合、修士課程2年目に修士論文を提出し、審査に合格すれば課程を修了することができます。
- 履修資格者の学費等納付金は、大学4年次、修士課程1年次においても履修資格者以外の大学4年次生、修士課程1年次生と同様に、本学の学費等納付金規程に定められた学費等を納付することになります。